オープンエンド(開製品)は左右を完全に分離でき、クローズエンド(止製品)は下端でつながったままです。 前開きのジャケットやコートには開製品、パンツの前開き、ポケット、クッション、一般的なバッグには止製品を選びます。
この選択は下端部品、採寸方法、スライダーの配置にも関わるため、仕様書では素材やサイズとは別の項目として記載します。
違いを一覧で確認
| 確認項目 | オープンエンド/開製品 | クローズエンド/止製品 |
|---|---|---|
| 左右が完全に分かれるか | はい | いいえ |
| 下端部品 | 箱と蝶棒 | 下止め |
| 主な用途 | ジャケット、コート、パーカー、着脱パネル | パンツ、ポケット、バッグ、クッション、靴 |
| スライダー1個・2個 | どちらも可能 | 用途によりどちらも可能 |
エンドタイプだけでは、チェーンの素材や番手は決まりません。コイル、メタル、樹脂はそれぞれ複数のエンド構成に対応できるため、各条件を個別に指定します。
オープンエンドファスナーとは
片側のテープに蝶棒、もう片側に箱があり、スライダーを最下部まで下げて蝶棒を抜くと、左右が完全に分かれます。
ジャケット、コート、パーカー、ユニフォーム、前開きアバヤ、着脱式パネルなどに使われます。箱、蝶棒、チェーン、スライダーは同じ番手・構造に合う組み合わせが必要です。アウター用途はジャケット用ファスナーの選び方もご覧ください。
片開きの開製品
スライダーは1個。上から開き、下端で左右を分離します。一般的なジャケットの標準構造です。
両開きの開製品
スライダーを2個使用し、上から開くほか、上部を閉じたまま裾側を開けられます。ロングコートやパーカーで動きやすさを確保できます。「両開き」だけでは不十分なので、開製品であることとスライダーの向きを明記してください。
クローズエンドファスナーとは
下止めがスライダーの脱落を防ぎ、全開にしても左右のテープは下部でつながっています。
パンツやスカートの前開き、ワンピース、ポケット、リュック、スーツケース、クッションカバー、ブーツ、テント、各種カバーに使用します。バッグで2個のスライダーが中央に合わさる構造でも、端が分離しなければ止製品です。番手選定にはバッグ・リュック用サイズガイドが役立ちます。
強度は下止めだけで決まりません。チェーン、番手、スライダーのかみ合わせ、テープ、縫製、完成品にかかる荷重を総合して判断します。
選び方は一つの質問から
完成品の左右を完全に切り離す必要がありますか?
- 必要なら オープンエンド/開製品。
- 不要なら クローズエンド/止製品。
| 製品 | 一般的な選択 | 理由 |
|---|---|---|
| ジャケット、パーカー | 開製品 | 着脱時に前身頃を完全に分けるため |
| ロングコート、パーカ | 開製品、両開きも多い | 完全分離と裾の可動性 |
| パンツ、ワンピースの開き | 止製品 | 開口部が衣服の途中で終わるため |
| ポケット | 止製品 | 開口部が生地パネル内に収まるため |
| リュック、スーツケース | 止製品、2個スライダーも多い | 固定された開口線に沿うため |
| 着脱パネル | 開製品 | 部品を完全に外すため |
特殊な構造では、図面、印を付けた写真、現物サンプルを添えてください。
エンドタイプとスライダー数は別の指定
「開製品か止製品か」はチェーンが分離するかを示し、「片開きか両開きか」はスライダーの動きを示します。「両開きファスナー」だけでは完全な仕様になりません。
ジャケットの例:
#5メタル、70 cm、片開き開製品、黒テープ、光沢シルバーのエレメント、オートロックスライダー、ロング引手。
バッグの例:
#8ナイロンコイル、85 cm、止製品、頭合わせスライダー2個、黒テープ、施錠対応引手。
必要項目はファスナー仕様書ガイドで確認できます。
長さの測り方
- 止製品: 上止め付近から下止め先端まで、チェーンに沿って測定。
- 開製品: 上止めから箱の下端まで測定。
止めの外側にある縫製用テープの余りは機能長に含めません。寸法線を入れた写真を添え、ファスナーの測り方も参照してください。
各素材との組み合わせ
- ナイロンコイル:軽く柔軟で、衣料、バッグ、旅行用品に適します。
- メタル:デニム、革、ジャケット、バッグに重厚で上質な印象を与えます。
- 樹脂:軽量で錆びず、スポーツ、アウトドア、テクニカルバッグ向けです。
- 防水・撥水仕様:保護性能はコーティング、スライダー、端部、取り付けに左右されます。エンドタイプだけで防水にはなりません。
見積依頼に必要な7項目
- 最終用途。
- 開製品または止製品。
- スライダー数と向き。
- コイル、メタル、樹脂、コンシール、防水仕様。
- #3、#5、#8、#10などの番手。サイズ表も参照。
- 長さと測定方法。
- テープ色、表面仕上げ、引手、ロゴ、数量。
ブランド仕様では、ロゴデータ、寸法、参考画像も送ります。機能条件が明確になれば、CEO Zipperでカスタムファスナーと引手を見積できます。
よくある指定ミス
- 「開製品」だけで見積を依頼する。
- 両開きをエンドタイプと混同する。
- 機能長ではなくテープ全長を測る。
- パターンと開口線を確認せずに選ぶ。
- 一方のエンドが自動的に強いと思い込む。
よくある質問
開製品と止製品の違いは?
開製品は箱と蝶棒で左右が分離し、止製品は下止めでつながったままです。
オープンファスナーは開製品と同じですか?
はい。クローズエンドは止製品を意味します。
ジャケットにはどちらを使いますか?
前開きには通常開製品、ポケットや内側の開口部には止製品を使います。
バッグは止製品ですか?
多くの場合は止製品です。スライダーが2個でも同じです。
開製品にスライダーを2個付けられますか?
はい。ロングコートやパーカでよく使われます。
Tech Packには何を書きますか?
チェーン、番手、長さ、エンド、スライダー、テープ、仕上げ、引手、数量を記載し、特殊構造では図面を添えます。
まとめ
左右を完全に分けるなら オープンエンド、つないだままにするなら クローズエンド。その後、素材、番手、長さ、スライダーを個別に指定します。
仕様確認をご希望の場合は、CEO ZipperへTech Packをお送りください。Gary Dongへの連絡は [email protected] または WhatsApp +86 135 0962 3269 からどうぞ。